傀儡 blog

傀儡さんのオカルトブログ

中学2年で引っ越し、その家では…

独身寮の寮長一家という形で住んでいた所から中学2年の5月、何とも中途半端な時期にまたもや引っ越しとなり、とうとう東京から千葉へ来た。

 

今度の家は一軒家がくっついてるテラスハウスだ。1番奥の角のお家。

二階があって自分の部屋も持つことができた。

私の部屋は階段を上がった左側の部屋。右側は両親の寝室。真っ直ぐ突き当たりは弟の部屋。一階はダイニングキッチンとリビングだ。弟との部屋と私の部屋の境はふすまの部分があるので、用事がある時はふすまをノックして、階段の方に部屋を一度出なくても弟と顔を見て話ができるようになっていた。

今まで一軒家のようなタイプの家に住んだことがなかったので、とてもワクワクしていた。

 

団地やマンション住まいが多かったから、テラスハウスが新鮮だった。

ちなみにテラスハウスに住み始めてから、階段の上り下りしてる時にすぐ後ろから誰かがついてきている感覚があった。音もするのよ、ミシッミシッって。

初めて一軒家のように家の中に階段があるお家に住んだから、階段てそういうものなのかと思っていたおバカな私。(ある意味天然)自分が階段の上り下りで木が軋んで元に戻るときの音がするもんなんだなってそのあともずーっと思ってたわけなんですが…。

 

一階があまり好きではなかった。

なんでかって?聞かれても好きじゃ無かったとしか言い様がないんだけどね。一階がなんか暗くて一人一階で留守番をする事はまず無かった。だから二階にいて、誰も家にいない時に電話が鳴っても一階電話を取りに行く事はなかった。理由は一階が怖いから。コードレスの電話があればよかったけど当時はまだそんな電話を使ってなかった。

 

二階の部屋で漫画を読んでたりして階段を誰かが登ってくるような音がして、おかんかと思って話しかけても返事がなく…まだおかんは帰ってなかったりとか。階段誰かが絶対登ってきてた音なんだけどな…とか結構あった。

でも隣とくっついてるテラスハウスという建物なのでやはり隣の家の人が階段でも登ってる音なのか?と自分の中で片付けていた。

 

ある日弟との部屋の仕切りを開けていた時、下から上がってくる足音がした。

部屋の扉そばまで足音は聞こえてる。でも部屋には来ない。弟を見ると弟も振り返って私を見る。弟が扉の向こうを無言で指差して顎で合図してくる。私はうんうんと頷く。私が階段側のふすまを開けるとやはり誰もいない。

あんた聞こえたよね?と弟に聞く。

誰か来たよな?ってか俺初めてじゃないんだけどこれ。と弟。

なんだ、あんたにも聞こえてたのか。ビビリだから黙ってたのに。と言ったら殴る振りをしてくる弟w

まぁ、弟にも聞こえててちょっとホッとしたのは事実。

ラップ音?とかはなかったけどね。ただ人がいる気配と歩いて近づいてくる足音のみ。

 

ある日隣の家の人が玄関先でうちのおかんと話していた。

うちの、階段に置いてるオルゴールがスイッチも入れてないのに鳴り出すことがあって…と。マジかよ。でもねじ式とかだとあるあるだしな。蓋開けないと作動しないとかだと焦るけど…。

そっちの家のやつがうろうろしてのかな?と思うようになった。気にしない事にして、階段の度に後ろをついてくる音も気にしないようになったんだけどね…。たまに怖い時は駆け上がったりしてたけど(意味ないのにねw)、この頃から金縛りがちょいちょいくるようになった。そのおかげで金縛りが、くる前の予兆みたいなのがわかるようになったし解き方もなんとなく自分の中でコツじゃないけど覚えていったんですわ…。

ちなみに金縛り中に目を開けることは絶対しません。絶対見たくないので死んで目を開けません。

チキンです。はいw

 

ではまた次回(人´Д`*)