傀儡 blog

傀儡さんのオカルトブログ

おばあちゃんの家で見たもの

私が小学校高学年、5年か6年生の時に佐賀のばぁちゃんの家は建て替えられた。

 

昔、畑にしていた方に家を建て、元の家は壊して畑にした。赤いところが現在のばぁちゃんちね。現在の地図だよ。

青い所は小さい天満宮である。すぐ横に川があり周りは田んぼが一面に広がる場所。

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赤い家の下側の何もない空白部分が畑となっている。

天満宮は夏休みに帰る度にお堂の中の雑巾掛けをさせられた。毎日やらされたり笑

そんなに大きくはないが、すぐ横に川も流れてるので岸に座って眺めたり、隠れんぼしたり、カエルとったり、鬼ごっこしたりお堂の中でも遊んだりしていた思い出の場所である。

 

立地的には川や水路の側は…なんてよく師匠が言いますが、その頃はそんな事も知らない子供だったので何も気にせず居ました。

 

建て替えがあって初めて田舎に帰った時に、二階の叔父の部屋で弟と叔父の漫画を読んでいた。

叔父の部屋は14畳もあり、ベッドがドカーンと置いてあるので飛び跳ねたりしていた。たくさんのレコードがあったので音楽を掛けたり、漫画本も沢山あるので子供にとってはわくわく部屋だった。大きい窓が2面にあり、片方の窓は天満宮向き(川の方)だった。私は、川の方の窓向きながら部屋の床に座って漫画読んでいた。弟は少し離れた同じ部屋の片隅で漫画を読む。

カーテンもまだしてなかったのでまる見えだ。

田舎なので隣の家とも距離があり、裏の家の建物は家ではなく倉庫だったし、叔父も若かったので(当時まだギリ20代)さほど気にはしていなかったのだろう。

 

ふと窓の前をなにかが窓の向こうに見えた気がして顔を上げる。

もう暗くなっていたので外は黒い。遠くの灯りがポツポツ見えるくらいだ。

気のせいかと思ってまた漫画に目を落として読んでいたがふとまた気になって顔をあげたら黒髪が長い女の人が左から右に通った。

なんだ…女の人が通っただけか。と漫画に目を落として読み始めて気付く。(食い気味なくせにこういうところが本当に鈍臭い。)

え?ん?ここ二階じゃん!!は?え?普通に歩いてるみたいに通ったけど?

ってなる訳ですよ。焦ったけど声には出さない。

もう一度外を見るけどもちろん誰も居ない。

弟はクッソビビリなので(中学生まで狼男や魔女やドラキュラをマジで信じていた奴。)、トイレ行ってくるわーっと言って二階のトイレに行くフリをして階段を降りて一階に行った。一階でおかんとばぁちゃんじぃちゃん居たけど何も言わないでおいた。

すぐに弟がバタバタ二階から降りてくる。

何でお前一階に行ってんだよ!置いてくなよ!💢と怒られる訳です。

でも理由はビビリの弟には言いませんでした。トイレも風呂も付いてきて!って面倒くさいからねw

 

これが最初にはっきり見たかもしれない見間違いかもしれないやつです。

そのあとは1人で二階に行く事はしませんでした。怖いからね。十数年後にまた二階で不思議な事が起こるまでは何もありませんでした。

 

あとからハッと気付くやつってサーーって血の気が引くから嫌いなんだとね。いつもあとで気付くタイプの食い気味クイーンうぐです。

 

ではまた今度…